
初のブログ更新です.
更新のやり方がわからず,放置してました^^;
最初の更新ですが,ちょっとさみしいお話し….
先日,退居がきまった91歳のおばあちゃんのSさん.
ほとんど口から食べられないため,胃ろうというものを使って管から栄養剤を注入していらっしゃいました.
構音障害ということもあり,上手く発語ができないため,ホワイトボードを使って会話をしておりました.
そのSさんに,いつものように“夕ごはん”を注入するために近づき「夕ごはん,始めてよろしいですか?」と声をかけました.
すると突然,Sさんは私の腕をつかみ,私の顔がSさんの胸のあたりにくるようにグイっと引っ張ったのです.
私が戸惑っていると…自由が利く右手でポンポンと私の頭をたたき始めました.
その時の私は,少し疲れが溜まっていた時で,声のトーンや表情がいつもと違ったのかもしれません.
そんな私のわずかな変化を察して,Sさんは私を元気づけるために“ポンポン”としてくださったのです.
…涙がでるほど嬉しかったです.
そのSさんは,上気道炎の増悪から入院となり,常時たんの吸引が必要なため,夜間も看護職員が配置された施設へ移ることになりました.
Sさん…私以外にも,Sさんに元気づけられた職員がたくさん居ると聞いています.
本当に,今までありがとうございました.
<H.S>